10月29日のビートたけしさんがMCの
みんなの家庭の医学では
セカンドオピニオンのコーナーで
動悸から始まる謎の病を教えてくれましたので紹介します。
動悸から始まる謎の病
最初の症状は突然心臓が激しく脈打ち始める動悸を感じました。
しかし、その症状は時々起こるようになってきたので診察を受けました。
心電図やレントゲンを撮影し、心電図に不整脈が確認され、ファーストオピニオンは「軽度の不整脈」と診断されました。
薬を処方されたものの、動悸は治まらず息切れや倦怠感も感じるようになってきました。
最初の動悸の4か月後、パソコンに向かい作業をしていると、目のかすみを感じるようになりました。
目をこすってみると目の前に黒いゴミが飛ぶようになっていました。
飛蚊症のような症状で、眼下に行きました。
視力、眼圧、眼底検査をしましたが異常はいられませんでした。
この際、目の異常以外に、動悸や疲れなどを眼科医には相談しませんでした。
この時、他の症状について相談していればよかったそうです。
最終的に失神してしまい、救急車で運ばれてしまいました。
入院して検査をしましたが、特に異常は見られませんでした。
対処法としては手術をしてペースメーカーを埋め込むしかないと言い渡されてしまいます。
他のお医者さんにも行きましたが、どのお医者さんも、手術をするほかなしというものでした。
セカンドオピニオン
榊原記念病院の院長の磯部光章先生が名医として紹介されました。
Q:いつからどんな症状?
A:1年前から胸がドキドキするようになった。
体を動かしたときや安静時にも動悸を感じる。
Q:他の症状は?
A:息切れやだるさを感じる。
Q:体がだるいのはいつも?
A:体を動かした後などに感じる。
過去の検査データをチェックしても、心臓自体には異常は見られませんでした。
ということは他の場所に原因が隠れていると推測しました。
心臓以外に異常がないか調べ始めました。
その際、鼻声にであることに違和感を感じました。
さらには耳に出来物ができているのに気づきました。
そのあと、さらに問診すると顔や腕に出来物ができており、放っておいた消えるという病の兆候を発見しました。
さらにはふくらはぎのしこりに気づきました。
そこでエコー検査を改めて行ったところ病を発見しました。
左右の心室を隔てている壁が少し薄くなっていることに気づきました。
心臓サルコイドーシス
サルコイドーシスとは、肉のようなものができる病です。
全身に炎症を起こし、肉芽腫という塊を作り出す病です。
詳しい原因はわかっていませんが、ストレスや疲労などが引き金となり免疫細胞が暴走。
普段は無害な常在菌に反応し、徐々に塊を作りそれが肉芽腫となります。
できやすい箇所は、目、皮膚、肺、心臓です。
目にできるとかすみや飛蚊症、皮膚にできれば湿疹や吹き出物。
鼻にできれば鼻づまり。
心臓にできた場合は心臓の筋肉に炎症、電気信号に異常ができ、動悸や息切れとなりあmす。
しかし、肉芽腫が小さい為、CTやMRIに映らないため発見されにくく、放置されると全身の臓器が同時多発的に異常をきたし、最悪の場合死に至ることもあるそうです。
症状が全身に及ぶためそれぞれを結びつけるのは難しく、患者さん自身が症状に気づいていないことも多いそうです。
発見してもらうためには、自己判断せずすべての症状や気になる所を医師に相談することだそうです。
まとめ
ぜひ参考にしたいと思います。
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