12月4日のビートたけしさんがMCの
みんなの家庭の医学では
セカンドオピニオンのコーナーで
疲れやすさの本当の原因を
教えてくれましたので紹介します。
疲れやすさとは?
今までで来ていたことが疲れてできなくなってしまうことですが
多くの場合の疲れやすさの原因は
加齢による体力の低下が挙げられます。
しかし注意するのはある日突然現れる疲れやすさです。
ファーストオピニオン
ファーストオピニオンでは心不全が原因として挙げられました。
心臓のポンプ機能が悪化して
十分な血液を体内に回せなくなる状態です。
加齢によって心臓の膨らむ動きが弱くなり
十分な血液を全身に送れなくなり疲れやすくなります。
セカンドオピニオン
Q:最初に起きた症状は?
A:数年前から身体が疲れやすくなった。
Q:他の症状は?
A:階段や坂を上がると息切れがする。
ひどいとめまいと不整脈。
この時点で先生は
- エコノミークラス症候群
- 肺がん
- 心不全
の肺の病と心臓の病を疑いました。
しかし、検査の結果肺にも心臓にも病はありませんでした。
Q:疲れ・息切れはどんな時に起きた?
A:物を盛ったり、階段を上がったりした時。
Q:じっとしているときは?
A:ほとんど感じなかった。
ここで先生は冬なのに薄着なのに気づきました。
そして、ランニングマシーンを歩きながら心電図を測る
運動負荷心電図の検査を行いました。
その際、歩いていると暑いと訴えました。
さらには電話や小さい声は聴きとりづらいことも判明しました。
先生は心臓の細胞を採取した検査と
特殊な血液検査によって病が判明しました。
ファブリー病
セカンドオピニオンで下された病名はファブリー病です。
全身の細胞に異常が起きることで
様々な症状が起こる病です。
私たちの体の細胞は約60兆個あるといわれており
細胞は日々その中で発生した老廃物を
酵素によって排出することで正常に働きます。
ところがファブリー病になると
酵素が不足して老廃物がたまり続けてしまい
細胞が正常な働きができない状態になってしまいます。
この異常がどこに起こるかで症状が異なります。
番組の患者さんは心筋に症状が起こったため
息切れや不整脈といった症状が現れました。
また聴覚に異常を起こす内耳に老廃物がたまったため
めまいや耳鳴り、難聴といった症状が現れたのです。
先生は冬なのに薄着なのに暑がりなのと
汗をかかない症状で気が付いたそうです。
汗を分泌する機関に異常が起きると
身体が熱を感じても汗を出せなくなってしまい
体内の熱を下げられず異常に暑さを感じてしまいます。
治療法は?
不足した酵素を点滴で補足することで症状が緩和されたり
ファブリー病の経口薬も誕生したそうです。
まとめ
ファブリー病かなり特殊ですね。
ぜひ参考にしたいと思います。
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